安定の過渡期?

昨年の夏前あたりから始まった、家電系生活必需品買い替え運動。リストの最後に控えていたブルーレイレコーダー、ついに新品を手に入れたことをご報告します。
ブルーレイディスクを再生しない。予約録画ができない場合があるという不具合に続き、昨年後半は録画した番組で音ズレが発生し、いよいよだなと思っていたところ、今年になって予約不全が連発したので、とうとう腹を括りました。ここに至り、この僕でも家電屋に行かず、ネット検索となった次第です。安くなった型落ちも選べるのは有難いですからね。
そんなこんなで、それなりのスペックの製品をそこそこの価格で購入。注文から中2日で届いたものの、すぐに開封しなかったのは、機械の裏の配線が面倒臭かっただけだったのかと、今になって自問自答したのでした。
すぐに出会ったのは、あまりうれしそうではない自分でした。まぁ、それはそうでしょう。壊れかけたものを新品に替えるというのは、要するに安定の回復に他ならないわけですから。
一方で、最新機種の入手によって、これまでにはなかった新機能を得るメリットはあります。これは笑われるだろうけど、僕のそれはあまりに古くて、複数番組同時予約ができませんでした。ところが今度のヤツは、2番組まで可能。さきほどその機能を試してみたけれど、自分の反応は「ふ~ん」でした。
つまんない野郎だなって思いました。新品なのだからもっと喜べばいいのに、なんて薄っぺらい感性なんだ、とね。
人生あれこれ経験していけば、新しい出来事に出会い難くなる、というよりは、新しい出来事はすべて過去からの延長線上にあると俯瞰しがちになり、いちいち驚くことをためらうのかもしれません。あるいは、NEWなものは自分に不向きと頑固な態度を取る。たとえば、母親がスマホを使いたがらないように。
それも悪いことばかりじゃないでしょう。様々な経験から無駄の排除を覚え、よりシンプルな生活へと舵を切っていけるかもしれない。その可能性に期待するとしたら、僕は今、安定の質と量において自らの暮らしに疑問を抱き始めているのでしょうか。つまりは安定の過渡期を迎えている?
いやいや、そんな僕でも何かに驚きたい欲はあるのだと、驚くような映像を発見するために機材の安定化を図ったと、そういうオチで締めたいです。でないと、何だか淋しいでしょ?

コントローラーの数は確実に過渡期を迎えたな。

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