その6/奥武島あたり、『中本鮮魚店』のてんぷら
東京に戻ったと思いきや、またしてもアテは沖縄に。
衝撃的なうまさと安さに惹きつけられる
奥武島のてんぷらをカップ泡盛でいただきます。
行く夏を惜しんで、ひとつ今回は離島にでも足を伸ばそうか。
とは言っても、ここ奥武島は陸とちっちゃな橋で繋がってる。
のどかな沖縄南部をくるくると一周する国道331号線を行くと、
やがて奥武島という標識が見えるから、そのまんま曲がると、
島へ渡ったなんて意識をなーんにも感じないまま即到着。
で、橋を渡ると、まず目に入るのがここんちのてんぷら行列!
その秘密はなんと言っても、とびきりの美味しさ、そして安さ。
さかな(季節の白身)、いか、いも、もずく、やさい(かきあげ)、
そのすべてが、なんと一個45円、しかも、これがでっかい。
アメリカと縁が深い沖縄らしく、ウインナーとハッシュ(ポテト)が、
ここんちではやや高級な55円。どれも全部うまい、うま過ぎ。
沖縄のてんぷらは、本土のものより軽く、しかし、大きい。
だから、ちょいと間違った店で買ったり、食べたりすると、
アメリカン・ドッグの中身が単に魚に変わったような、
激マズで油くたくた、超ヘビーなものも数多く存在する。
しかし、ここんちのは、さくさくと軽く、おなかにも優しい。
もともと奥武島は漁業の街、新鮮な魚や海藻がたくさんある。
そんな生でも平気な魚やもずくを、その場でどんどん揚げる。
そして、揚げる横から売り切れて行くので、いつも揚げ立て。
これまた奥武島名産の塩をパラパラしたら、そのまま防波堤へ。
ドライバーの方はコーラ、助手席の方はカップ泡盛で乾杯!
遠く見渡せば美しい新原(ミイバル)ビーチや有名な浜辺の茶屋、
そして、あの宮本亜門のモダンな豪邸なんかも見晴らせる。
この日はなぜか、部活の女のコが3人ずつ海水に首までつかり、
いつまでも、いつまでも、楽しそうに「ゆんたく」していた。
静かな内海と本島に沈んで行く夕陽を見ながらのてんぷらと泡盛。
これ以上の夕暮れなんて、そうめったに出会えるもんじゃない。
ちなみにカップ泡盛は、そのまんま飲めるように水割り状態。
地元若者の指名ナンバー1、マイルドな「残波」なぞ選んでしまうと、
こりゃまた、てんぷらをアテにいくらでもイケてしまいます。
ういーっ、たまらん、おっきめのタマネギもニンジンも、
プリプリのイカも、粉練り込み状態のモズクも、たまりまへん。
沖縄に行ったらぜひぜひ、千円をポッケに奥武島へGO!
防波堤でてんぷらと泡盛。なんだかすっごい贅沢! それにしてもカップ泡盛を持ってるのは明らかに森さんじゃないですよね? 誰? (T.T.)

それぞれの「引き出し」を
つくっているのはこんなひとたちです。