その16/ 栄町市場筋小、『生活の柄』の「軟骨ソーキ香草焼き」

またまた今回も沖縄、栄町から。
森さんいわく「偉大な詩人」の代表作を店名にした、
ソウルフルなアテをご紹介。


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「歩き疲れては夜空と陸との 隙間にもぐり込んで」という、
印象的な一節ではじまる『生活の柄』は沖縄のプレヴェール、
もっと、もっと世界的にだって評価されるべき偉大な詩人、
山之口獏の代表作。高田 渡氏の歌で知ってる人も多いだろう。
そんな詩を店名にするなんて、栄町のセンスはすご過ぎる。

前回の『ボトルネック』からくねくねと市場内を迷うと、
ほんとに小さな路地また路地の横道にひっそりと看板がある。
ちなみに筋小とは「すじぐわ」と呼び、筋は筋道の筋であり、
語尾の「小」は沖縄独特の愛称で、「わ」を小さく発音する。
牧志の公設市場なんかでびっくりしてちゃ、まだまだ素人。
ほんとの市場の醍醐味は、ここ栄町や農連市場の中にある。

で、名前に反して、ここは意外にもイタリアンなお店。
「軟骨ソーキ」だって、ハーブの香りとキレイな盛りつけ。
でも、味とボリュームは沖縄ならではの豚上手(?)だ。
主人のモリトさんは、マルチーズロックのバンマス。
前回のタモツさんは、もちろんボトルネック・バンド。
そして、市場のオバアたちまでがオバア・ラップを結成。

「メイド・イン・栄町市場」というCDを出すばかりか、
オバア・ラップは先日、スチャダラパアの前座も務めた。
とにかく、音楽と美味しいアテ、旨い酒に出会いたければ、
迷わず栄町市場に出かけよう、モノレール安里からもすぐ!
マスターなのか、ミュージシャンなのか、オバアなのか、
ラッパーなのか、とにかく旨ければ何にも問題なし、である。

夜空と陸との隙間にもぐり込んで、『生活の柄』で一杯!

やっぱり市場ってのは、物だけでなく人も集まるですね。栄町市場でオバアのラップに酔ってみたい……。(T.T.)


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