カズタエミ Kazuta Emi

T.T. しかしなんでまたコンテンツを引き受ける気になったんですか?
emi 声をかけていただいときが、実は自分のメッセージを誰かに伝えたいマックスの状態だったんです。だから私のほうがびっくりしちゃって。タイミングってあるんだなと思いました。
T.T. 表現したい気持ちがマックスになったのは、何か理由があるの?
emi それには、私がモデルになったきっかけをお話しなくちゃいけません。たぶん……。
T.T. お、それ聞きたい!
emi 最初はインテリアデザイナーになりたくて、桑沢デザイン研究所という専門学校に行ったんです。けっこう、ちゃんと勉強したんですよ。ところがある年の学園祭のファッションショーでモデルをやってくれと友だちに頼まれて、それで出演したら本職でやらないかとある人に声をかけられて……。
T.T. お、スカウトってやつね?
emi でも、やっぱりインテリアデザイナーになりたくて、卒業したらまずはイタリアのミラノ・サローネに行きたかったんです。
T.T. ミラノ・サローネは、世界最大級のデザイン見本市。僕も行きたいわ。
emi ミラノに行ったら何か発見できそうですよね。その資金集めを兼ねて、バイト感覚でモデルのお仕事はじめたんです。だって、それまでのウェイトレスよりうんと稼げるんですよ。まさにお金目当て!  これはラッキーと思いました。
T.T. それでお金はたまったの?
emi いえ。目標金額に届かず、だからそのまま卒業後もモデルを続けました。だけど、いつかはデザイナーになりたい気持ちと、ちゃんとモデルを務めようという気持ちは同居できないんですね。半年もしないうちに行き詰っちゃって……。
T.T. 真面目な性格なんだね。腰掛で働くことができなかったんだ。
emi 何がきっかけになったか自分でもわからないんですけど、ある日きっぱりとモデル一本で行こうと決めたんです。そうしたらモノの見方が変わりました。それまでは何でもデザインに結び付けて、たとえば東京タワーを見たら構造とかライティングとか、つまり部分に気を奪われていたんだけど、もっとこう、モノそのものの美しさというか、なぜそれは美しいんだろうという自分の感じ方に関心が移ったんですね。う??ん、うまく言えませんけれど。
T.T. 視野が広がったのかもしれないね。個からではなく全体を感じ取って、そこから掘り下げていく意識が芽生えたというか。
emi そんなに大したものじゃないです。ただ、モデルという仕事も表現のひとつだと思えて、まだまだ不完全な私をもっと充実させるために、もうひとつ別の何かで自分を伝えたいなあと考えていたんです。だからこの機会を与えてもらって、本当に感謝しているんですよ。上手にできるかわかりませんが、よろしくお願いしますっ!


カズタエミさん。漢字だと、数田恵美さん。CMや雑誌等で活躍中のモデルです。

彼女とは、ある撮影でいっしょになりました。大した話をする時間はなかったけれど、なんというか、ちょっと匂いを感じたんですね。かなり無責任で大雑把な表現だけど、向こう岸とこちら岸なら、なんとなくこっちの岸辺を歩いてるんじゃないかなと。

何が飛び出すのか、まったく予想できない。TONAO TIMES最年少の女性が感じ取る空気って、どんな色や香りをまとっているんだろうね。







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