トレインチャ、という人のCDを聴いております。

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読んだ雑誌のレコメンデーション記事に素直に乗って買い物をすること、ありますか? まあ、服だったりすると、実際にお店で商品を確かめて買うかやめておくかというプロセスが踏めるわけだけど、ことCDとなるとこれは、えいやっ、と行くしかないですよね。まあ、ジャケ勝負、というのもありますが。

で、なんどか痛い目に遭いつつも、新しい音楽との出会いという誘惑に勝てずに投資を繰り返すわけですが、今回はとても当たり! ました。
トレインチャ、というオランダの歌手による、マイケル・ジャクソンへのトリビュートアルバムです。よく行くCDショップでも比較的大きく取り扱われていたから、すでに聴いている方も多いかもしれませんね。

全編アコースティックギターをバックにマイケルのスタンダードナンバーを唄っているのですが、これが、いいのですよ。特に今の季節、天気のいい日にのんびり聴くと、またまたいい。アイルビーゼア、がボクは特に気に入っています。

このCDを聴いていて改めて思うのは、マイケル・ジャクソンという人はソングライターとしても非凡だったんだ、ということです。素晴らしい楽曲だし、そして、すべてがオリジナル。つまり、彼にしか書けないのではないか、と思わせるメロディーラインです。

ボクは子供の頃から音楽が好きで、将来ミュージシャンになりたいと思っていたのだけど(実は、今も、ちょっと、ほんのちょっと、願っている)、音階は7つである、ということをある日に知って、とてもがっかりしてしまった。だって、音楽がそんな限られたモジュールの組み合わせで出来ている以上、ボクが大人になるまでにすべての音楽はつくり尽くされてしまう、と思ったんですね。

まあ、もちろん、そんなことは少なくとも今のところなく、あきらめずにあのときからしゃにむにやればよかった……なんて。音階だって、本当は無限にあるんですよね、実は。この辺の話は菊地成孔氏の「憂鬱と官能」という書籍に詳しいです。

音楽がある世の中でよかった……。すごい、オチだな、今回。


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