『価値』って、なんだろう?

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ブランディングのプロジェクトをしていると、「価値」という概念が多く出てきます。
社会や生活者から見た時のそのブランドの「価値」。そして、ブランドそのものが大切にする「価値観」、などなど。
まあ、よく言われるのはアップルの価値は「iPad」や「iPhone」ではなく、「(それらの商品を通じて感じることが出来る)わくわくする感動」なんだ! という解釈ですね。

「価値」、つまり「価(あたい)」の「値」ですから測定可能であればシンプルなんですが、そうでもないからややこしい。先の「アップルが与えてくれる感動を金額に換算する」なんてことを一生懸命やっている学者さんもいますが、うーん、結局は"主観的"な判断になります。つまり、相対比較がしにくいんですね。

で、実際のプロジェクトでも自分たちの「ブランド価値」を考えてみよう! というのが、日本人は本当に苦手です。それって、そもそも相対比較がしにくいものを先入観でもって「比較して」判断しようとするからなんですね。
すごくすてきな特長=価値を持っているのに「いやあ、こんなことなんて......」と自己卑下してしまったり。
時々は、自分にとってなにが価値あるものか、そして自分の価値ってなんだろう、なんて考えてみると意外にいい気分転換になりますよ。ぼーっとビールでも飲みながらでもね。

さて、日本人にとっては結構な話題になった歌舞伎座ですが、東京観光にくる外国人の方にとってはあまり「ピン」とこない建物だと聞いたことがあります。
実際、以前から外人観光客が歌舞伎座の写真撮ってるとこってあまり見なかったしなあ。

それよりも、「立ち食いそば」の方が彼らにとってはエキゾチックに思えるらしく人気だそうで、某外人ミュージシャンが「富士そばサイコー!」とラジオで連呼してJ-Waveのナビゲーターがひっくりかえっていたのを思い出す光景に出会いましたよ。

銀座から歩いてきた外国人のご夫婦、歌舞伎座には目もくれず「富士そば」の前を行ったり来たり。メニューを決めるとにこにこ入っていきました。
エンパイアステートビルもいいけど、ホットドッグがNYを"感じる"にはぴったり、ってカンジなんですかね? 価値観、いろいろです。



石澤昭彦さんのブログ
『Latte in Fresh』

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