土星の輪をくぐったと報じられた土星探査機の正式名称は、
カッシーニ・ホイヘンスらしいですね。いずれも有名な天文学者の名前ですが、
ホイヘンスは土星に向かう途中の木星の衛星タイタンに着陸するため
切り離されてしまい、今はカッシーニただひとりが探査を続けているそうな。
ふむ、ひとり? 
それにしても地球から15億㎞という想像しがたい距離を13年に渡って飛び続け
あるいは地球上ではその行方を誰かが随時見守っているというはるかな旅は、
僕らに何を与えてくれるのでしょうか。決して嫌味を言うつもりなどなく、
むしろ天体好きですから、実際に土星までたどり着いたカッシーニの報告には
興味があります。でも、土星の真実を知ることが今日を生きる僕らにとって
どんなメリットがあるのか、よくわからないのです。
あるいはその有益性は、ずっと先の人々にもたらされるのかもしれないけれど。
だから現時点でカッシーナに寄せるのは、純粋な機械であるはずの探査機を
擬人化した感情です。9月の僕の誕生日頃には燃え尽きて土星に落下するらしく、
最初から使い捨てだった運命には言葉がありません。そうする以外ないとしても。
そしてまたタイタンに着陸したホイヘンスは、地球からもっとも遠い天体に
存在する人工物として放置されたままです。
何が言いたいかといえば、感情移入しやすい名称はやめたほうがいいのではと。
記号やアルファベットよりは親しみが沸くけれど、沸いた分というのもあるし。
気になって仕方ありませんから。

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