ホノルル、そのすべてのはじまり/その3
頭蓋骨は骨盤の上に?
骨盤ってどこ?
ふと気づけばホノルルマラソン当日までジャスト50日! のん気に6月ごろの回顧録なんて書いてる場合じゃなかった。11月はじめには合宿も控えてるし(合宿やるんだって)。
そんなわけで初参加の「ランニング教室」。オリンピック用走法はさておき、初心者でも疲労度が少なく、かつ効率的な“正しい走り方”というものが必ずあるに違いない。それを一気に学び取るのが目的だった。
まずは体を温めるためにしっかりとストレッチ。それが終わったら、なんとウォーキングがはじまった。心のなかのミムラさんが「歩きかよっ」と突っ込みを入れたが、声には出さず……。
「姿勢よく歩きましょう」。それが講師のお言葉。それじゃよくわからない。講師も具体性を欠いたままであるはずがない。以下、箇条書きにて要点を列記。
① まっすぐ前、というか遠くを見る。
② 蹴り出したヒザはまっすぐ伸ばす。
③ ①と②を実践するために、頭蓋骨は骨盤の上に。
③は衝撃的だった。なにしろ僕はその日まで、骨盤を意識したことが一度もなかった。骨盤は女性のもの、という実にいい加減な認識しかなく、思わず骨盤がありそうな場所を両手でぐりぐり確かめてみた。それらしきものは、あった。
要は、骨盤の上に頭蓋骨を持ってくるイメージを心掛けると、背中は弓のように反り、首も前屈みにならず、結果として姿勢がよくなる。姿勢を正すのは、無駄な力を抜き、効率的なフォームをつくるための基礎になるという。
普段から姿勢のよろしくない僕は、まずそれがキツかった。ちょっと気を抜くと、てろんと背中の緊張が抜ける。緊張していてはいけないんだろうけど、常に意識する必要性を感じた。それと、背筋力の向上も欠かせないと悟った。
さらにあとひとつ。
④ 手の振りは、前3:後7。
その理由、実はよくわかっていない。けれど実際に試してみると、背筋を伸ばした場合、後方に手を振る量を増やしてみると全体的なバランスがよかった。理由はともかく、すべてが利にかなっているのだ。
いやしかし、その日はじめてランニングの基本を教わったわけだが、すぐにでも試してみたいと思った。と同時に、本当にホノルルを走るんだという実感もわいてきたのだった。
