“ホノルル”トレーニング実行中/10km大会編(2)
走らされる!
“ホノルル”まで1週間足らず! もたもたしてるヒマはないので、今日は一気に結果を。
ゼッケン2099 10km:男子(高校生以上)/50分32秒 61位/152人中
走ってみちゃえばこんなものなのだ。初の大会で50分台。けっこう満足している。順位も全体の半分以上だし。ゴール後に倒れこんだわけじゃないから、もう少し頑張れば40分台にも入れただろう。なんてね。
初大会の感想を一言で言えば、「走らされる」。
ペースを維持すること、つまりホノルルマラソンの前哨戦的意味合いで参加していることを念頭に置いていても、誰かといっしょに走ってゴールを目指せば、やはり競い合う気持ちを抑えることはできなかった。
それから、給水所や折り返し地点、あるいは沿道の応援(ほぼ大会スタッフだけど)という、大会ならではのシチュエーションも、体を前に進める(進めてしまう)要因になった。
スタートから約2km地点。このあたりまでは数珠つなぎ。
走りながら撮ったのでブレブレですが。
しかし、いざ走り出したら、1km/6分のペースはどうしたんだ? 聞いて呆れるぜ? ってな感じだった。最初の1kmなんて5分を切っていたのだ。そんな走りじゃ絶対につぶれると思い、次の2kmまでにペースを落とそうと努力するものの、それでも5分05秒ペース。おかしいぞと首を振りつつ3kmに達してもペースは変わらない。性格上、前半に飛ばして後半で息切れするのをイヤになるほど知っていたから、なんとか落ち着こうと考えたが、4kmになっても5分数秒台から落とせなかった。
そのときはじめて、「ああオレは走らされてる」と思った。これが大会の見えざる力なんだと。
発見は他にもあった。自分とそん色ない走りをするペースメーカーを見つけると、かなり楽だということ。僕の場合は、走り慣れしているご婦人が多かった。普段の歩道でそんなふうに後をつけたら間違いなく通報されるだろうな。
おお、これが折り返し地点か! と感動して再び手ブレ覚
悟で撮影。
逆にペースメーカーを失うとペースが落ちることもわかった。7kmから8kmあたりで無意識のうちに5分30秒台まで後退したのは、疲労だけでなく単独走行になったのも原因だったと思う。
そのタイミングで、それまで僕をペースメーカーにしていた仲間が前に出た。「ランニングスタイル」誌の企画で共にハワイへ行く、その名も「ホノルル部」のひとり、ミドリだ(25歳、OL、学生時代陸上部、父親が同世代……)。彼女は、ずっと僕を風除けに使ってきたらしい。7km付近で背後からいきなり「ちょっと速くない?」とか声をかけてきて、かなり驚いた。したたかなコだ。
残り1.5kmあたりで、来ると聞かされていなかった内山コーチが現れた。
「何やってんだっ、飛ばせっ」だって。それまでのトレーニングではゆっくり走れと指導し続け来たのに。でも、それも大会なのだ。
記録上は同着のミドリさん。年齢差19だって。彼女は女子
の部で10位に入りました。
コーチの罵声を浴びてスパート。かつてないほど手を振り、足を踏み出し、さっき追い越されたミドリを猛追。残り500mで背後から「ミ~ド~リ~」とゾンビ声で脅かし、最後の直線はほとんどダッシュでゴール。半馬身(?)ミドリが先にゴールしたが、記録上のタイムは同着。娘に完敗せずに済んだのだった。
おそらく、最後の1kmは4分30秒を切る勢いで走ったはずだ。そういう余力を残せたことも、今回の発見と言っていい。
“ホノルル”は、この日の4倍。10km/50分なら4時間切りになるけど、そんなことにはまずならない。
が、現時点の実力が判明し、少なからず満足できたことには、口幅ったい表現だけど勇気がわいた。大会って、けっこう悪くないものである。
