ドネーションもデザイン

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地方ネタが続きます。今回は福岡です。
3月に博多駅の駅ビルが新しくなり、ショッピングモールや飲食店街、土産物屋などがぎゅっと詰まったにぎやかな場所になりました。半日回ったくらいじゃ足りないくらい、もりだくさん。

新・博多駅のコンコースや、駅ビル「アミュプラザ」を歩くと、柱や壁に写真のようなタイルアートが。実はこれ、日本画家の千住 博さんと、デザイナーの水戸岡鋭治さんがプロデュースしたアートの上に、一般公募による絵をコラボレーションして配置する、というプロジェクトだったんだ そうです。

1作品につき1000円を払うことで誰でも参加できるシステムになっていて、「花」や「鳥」などのテーマで絵を募集したところ、2万8000枚以上の応募があったとか。

採用された作品は、なんと検索することができちゃいます。自分のタイルが、博多駅のどこにあるのかがわかるのです。そんなの絶対にうれしいに決まってる! 駅に愛着持っちゃう!

しかも集まったお金は社会福祉活動のために寄付されたそうです。私はてっきり、建設費用を集めるためなんだと思い込んでいたのですが、違っていたんですね。

博多という、九州の顔でありアジアに対する玄関口ともいえる場所で自分の絵がアートになり、きっと50年100年と残っていくんだと思うと、スマートだなあ、と感じ入りました。

なんでもかんでも震災に結びつけるつもりはないけど、こういうお金の集め方、すなわち心の集め方って素敵だなあと思うのです。心とか思いが、目に見 える形で残るというのは、やっぱりいいですよ。グッドデザインです。目に見えるものばかりが大事なわけではないということも、もちろんですが。




それぞれの「引き出し」を
つくっているのはこんなひとたちです。
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