ロンドン市民の憩いの森へ

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バルセロナからロンドンに戻り、もっとも差を感じたのは寒さではなく、日の短さでした。
夕方4時には日が沈んでしまいます。年末に遊びにやってきた父と兄を観光に連れて行くのに、「4時までに、4時までに......」ってシンデレラ気分で焦らなければなりませんでした。

1月に入ってから再開した英語学校で、先生に「しかし日が短いよね」と話したら、「何いってんの、冬至は過ぎたんだから後は日が長くなるばかりよ! 楽しみじゃない!」と返されました。確かにね。冬来たりなば春遠からじ。

というわけで、天気のいい日にロンドン郊外のハムステッドへ行ってきました。高級住宅街と自然公園、ハムステッド・ヒースの街です。

ここは他の公園と違い、ほぼ雑木林そのまんま。倒れた木もそのまんまにしてあるし、リスやウサギも顔を出します。起伏も激しく、網目のように小道が走っていますが、道の分岐点にもあんまり地図や案内がありません。

そんなハムステッド・ヒースに足を踏み入れたのは今回が2度目だったのですが、前日に降った雨のせいで、地面はぬかるみ放題。ベビーカーを持ってこなかったのはファインプレイでしたが、8kgの娘を抱っこして普通のブーツでぬかるみを歩くことになり、もはや修行のようでした。

しかも北から南西に向かうはずが、延々40分も歩いて着いた先は南東の端。地図を見てても迷う公園、それがハムステッド・ヒースなのです。たぶんもう一度行っても100%迷うだろうな。

ただし、ジョギングや犬の散歩をする人には地面のぬかるみなんて関係ないようで、たくさんの人がお尻から下を泥で真っ黒にしながら走っていて、犬は泥の中にスライディングしていました。私が行った日にはマラソン大会も開催されていて、少年たちが真剣に走る姿が美しくて。完全に親戚のオバチャンと化し、拍手を送ってしまいました。

夏場は池で泳ぐこともできます。ちゃんと更衣室やシャワールームもあるんですって。

日が短くて雨が多いからこそ、ロンドンの人たちは太陽を最大限楽しむ方法を知っている気がします。春まであと少しあるけれど、ちゃんと太陽の出る暖かい日も増えてきました。

また行こう。今度はきちんと長靴を履いて。



それぞれの「引き出し」を
つくっているのはこんなひとたちです。
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