頼んだぞ、シャーロック

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ある雨の日にバスでお出かけをしまして、予定より早く着いたのでコーヒーショップに入りました。抱っこしていた娘を降ろしてみてびっくり。靴を片方しか履いてないじゃありませんか。どこかで脱ぎ落してしまったのです。

確かに娘はiPadで見る「どうわ:シンデレラ」が好きだけれども。いや、そこ、シンクロしてる場合じゃないか。

大雨の中、バスを降りてからの道筋を逆戻りするも発見できず、バスの中で脱げてしまったのかもしれないと思い、いわゆる落し物センターに問い合わせてみることにしました。

オンラインの問い合わせフォームから、覚えうる限りの旅程と落し物の特徴を書きこんで送信。合致するものがあれば、21日以内に連絡が来るそう。来なければ、それはア・キ・ラ・メ・テのサイン。

この落し物センター(=Lost Property Office)がなかなかすごいやつでして、HPによれば、電車に地下鉄、バス、タクシーにいたるロンドンじゅうの公共交通機関をひとつに束ね、落し物をさばいてるというのです。

なんでも、ここには毎日1500アイテム(!)が届けられているらしい。アイテムはカテゴリー分けされ、特徴を入力してカタログ化し、データベースに保存。簡単に検索できるようにしてあるのだそう。落し物のうち4件に1件が無事落とし主のもとへ返っているとありますから、戻ってくる確率は2割5分。うーん、期待を持てるような持てないような・・・。

おもしろかったのは、これまでにあった落し物の例が紹介されていたことです。まず日常的なもの。カバンに服、メガネ。次に、面白いモノ。中身の詰まったスーツケースやベビーカー。さらに、ちょっと風変わりなもの。これがスゴイ。入れ歯に豊胸シリコン、ウェディングドレスに演劇用の棺!
それぞれの落し物の背景が知りたい。Lost Property Officeで働いたら楽しいかもなあ。

これまでに、通算1500万件の落し物をさばいてきたLost Property Office。そんな彼らが誇るデータベースの名前、ずばり「シャーロック」っていうんですよ。オフィスはベーカー街にあるんですが、ベーカー街といえば、言わずと知れた名探偵シャーロック・ホームズ活躍の舞台です。

まさか落し物の行方を追って、こんな遊び心に触れるとは思ってもみませんでした。
データベースを保存しているサーバーの名前はワトスンだったりして。

とにもかくにも、我が家のベビーシューズの行方はシャーロックに託されました。写真は靴をなくす前のシンデレラ。早く来い来い王子様!



それぞれの「引き出し」を
つくっているのはこんなひとたちです。
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