ロンドンご近所物語 そして帰国

TTYAMA20140714.jpg

ロンドンに来て1年4ヵ月経ちました。早いもので、もう帰国です。
今が一番いい季節です。広い公園はピクニックマットで埋まり、みんな肌を出して真っ赤になりながら太陽を楽しんでいます。ロンドン市民に加えて観光客も押し寄せていて、中心部は平日でもすごい混みよう。

短い間でしたが、ロンドンで観光ではなく生活をしてみて感じたのは、きちんと日本人として暮らすってことが大切なんじゃないかということ。
無理に外国風の自分になる必要はなくて、食事だって基本和食。靴は脱いで暮らすし、布団も敷く。そうやってメンタリティを保っているほうが、自分の常識と違うことに遭遇したときに冷静でいられます。

英会話も、開き直ること。イングリッシュを話す必要はなく、ジャパングリッシュをしゃべればいいんだと気付いてから、楽になりました。発音なんかひどいもんですが、ノープロブレム。日本人が多く住み、日本人向けサービスも多いロンドンだからというのもありますが、私は驚くほど、日本にいるときと同じように生活しておりました。

生活する中で体験したおもしろいことは多々ありますが、そのひとつが「ご近所あるある」。ロンドンも大都会なので、フラットの隣に誰が住んでいるかわからないし、付き合いもない。そこは東京と変わりません。私が住んでいたのは中東やインド出身と見受けられる方が多いフラットでしたが、こんな「あるある」が。

●窓を開けていると、お香らしき匂いが漂ってくる(キツイ)。エレベーターもいろんな残り香がする。

●スーパーの買い物カートいっぱいに荷物を詰め込んでエレベーターを2台とも占拠。急ぐことや悪びれることはない。むしろ「ちょっとボタン押してて」とかりだされる。

●ある日パソコンが見知らぬWi-Fiをキャッチするようになり、明らかに日本ぽい名前なので近所に日本人が引っ越してきたことを知る(例えていうならFujisanなど)。

●アジア人とすれ違うと、日本人なのか中国人なのか韓国人なのか見分けるために会話に耳を澄ましてしまう。

●ヨーロッパの人は子どもが大好き。皆声をかけたり、抱っこさせて! と言って来る。たまに抱っこしたまま自分の部屋へ入っていったり、エレベーターに乗って違う階に行っちゃう。キスもする。

最初のころはひとつひとつに戸惑ったり泣きそうになったりしましたが、慣れるもんですねえ。もう「暮らす」ことはないけれど、ロンドン、いつの日か戻りたい愛しい街になりました。

そんなわけで何も変わっちゃいませんが、もし私がエレベーターのことを「リフト」と呼んだり、オムツ替えのときに「ナッピーチェンジ!」と言うようなことがあったらそれはイギリスにかぶれた証拠ですので、ツッコミ宜しくお願いいたします。




それぞれの「引き出し」を
つくっているのはこんなひとたちです。
T.T. ディレクトリー >>