目についた特定の記事に意見するのはふさわしくないと思いつつ......。
それは某有名ギターブランドの経営破綻に関する内容でした。
ギターに詳しい人なら、きっとブランド名がバレるな。
記事はブランドや製品の歴史に始まり、近年の経営方針が綴られ、
結果的に失敗した理由の背景には音楽産業全体の構造変化や、
アナログなギターという製品自体の時代遅れ感を語って締められています。
実に論理的な記述でしたが、2点ほど気になりました。
僕が数年前に日本の楽器屋さんから聞いた話では、
その会社の小売店に対する締め付け方が商慣的に不可解だったこと。
そんなやり方じゃ早晩つぶれるというのが彼の感想でした。
聞いた話なので詳細は割愛しますが、その件は記事には書かれていません。
おそらく、楽器屋さんレベルには取材していないのでしょう。
もうひとつは、「終わってねぇぞギター」です。
そりゃ時代の趨勢で何かが浮き何かが沈むのは避けがたいとしても、
少なからずギター好きは存在するし、
そのブランドの行方を心配する人は決して少なくないわけです。
とまぁ、オチが感情論では論理的な記事の反論にすらなりませんが、
どんなものであれ一度うぶ声を上げたものは、
それが好きだという人を生んでしまったなら、
そう簡単に消えちゃいけないと思うんです。
そんな人々を大事にしない会社はどんな経営戦略を持とうが長生きできない。
それは摂理じゃないのかなあ。違うかなあ。
こんなちっぽけでほころびだらけのサイトでも、
僕がTONAO TIMESを続けるのはそういう理由もあります。