新暦の命日に向けて

坂本龍馬の命日は慶応三年11月15日。新暦では1867年12月10日。
今日で没後150年になります。ですが、11月15日のほうが有名で、
NHKでもその頃に龍馬暗殺の真相を描くドラマが放送されました。
あれは龍馬の出身地である土佐藩が黒幕でしたね。
昨今彼に関して語られることの多くは、
「本当は英雄なんかじゃなかった」的な話です。
それは司馬遼太郎さんが書いた有名な『竜馬がゆく』で構築された
ヒーロー像へのある種のバッシングと言っていいかもしれません。
いやまぁ正しい歴史を知るのは大事ですけどね。
20歳で出会った『竜馬がいく』を僕は何度も読み返し、
やはり龍馬を英雄に感じました。けれど盲目的に崇めるのではなく、
あんな男の友人になれる人間でありたいと願ったのです。
そしてまた坂本龍馬をきっかけに幕末から明治維新という
この国の大きな転換期に興味を持ち、
その時代の空気というものが現代に直結していることを知りました。
それは、龍馬が本当はどんな人間であったかよりも大事かもしれません。
それに気づかせてもらっただけでも、
僕は司馬遼太郎さんと坂本龍馬に言葉にし切れない感謝を抱いています。
そんなわけで新暦の命日に改めてご冥福をお祈りする次第です。
どうもありがとう。