ワーク&ライフ

「接待による会食は仕事ですか? 残業代はつきますか?」
会社の面接官は、入社希望の若者からそんな質問を受けるそうです。
ふむ。僕が若者だった頃はそういう質問自体が浮かばなかったな。
冒頭の問いに向けた個人的な見解は、「仕事だけど、残業代はつかない」。
「お金がもらえないなら仕事じゃないでしょ」と聞き返されそうですね。
けれど、接待が職務上の結果を出すために必要不可欠な業務であれば、
たとえその会食に充てた時間が一時的にはタダ働きに見えても、ねぇ。
要は仕事観の問題でしょう。最近はワークライフバランスなどという、
これまた僕が若い頃にはなかった言葉をあちこちで耳にしますが、
それってワークとライフが別々ってことなんでしょうか? 
そうであるなら、ワークに時間を取られればライフの時間が減ってしまい、
人生自体が息苦しいものになってしまうかもしれません。それは嫌だよね。
けれど、けっこう長いこと労働者でいる僕にすれば、
ワークとライフは別々に分けるものではなく、ワークがあるからライフが
成り立つというか、ワークこそがライフだという実感を持っています。
直球発言をすればバランスもクソもなく、オンもオフもなく、
働き詰めと言えば言えなくもないわけです。
僕の場合、PCを使って原稿を仕上げるのがひとつの成果になりますが、
どんな原稿を書くかは電車やクルマに乗っているときにも考えているし、
あるいは誰かと酒を飲みながらどうでもいい話をしている最中にも
ヒントを見つけようとしています。それは実に自然なことであって、
それ自体を労働ととらえたこともない。
おもしろいも楽しいも苦しいも辛いもすべて含めてワーク&ライフ。
僕が知っている、世間から成功者と評価される方々は、
およそそういう感覚で生きている働き者ばかりです。
って、こんな話、誰の参考になるんだろう。
でも、接待はおよそ経費で落ちるだろうし、会食でいろんな話が聞けるなら
むしろ授業料を払います! くらいの気持ちでいいんじゃない? 違うの?