貿易の日
坂本龍馬という人は勤皇の志士として知られているけれど、
徳川幕府後の政府に入閣するつもりはなかったみたいです。
いろんな活動で有名だったから、
名のある同士から然るべき立場を勧められても、
「わしは世界の海援隊をやる」ときっぱり断わったそうな。
どうも龍馬は商売をやりたかったらしい。
商売なんて書くとミもフタもないけど、
大きな船を操って貿易をしたかったんですね。
その夢を果たすためには外国との友好関係が大事だし、
それ以前に自国が落ち着かないと、まとまる話もまとまらんと思った。
だから秩序ある新しい政府を求めて動き回ったんです。
徳川家が政権を放棄する際に政治的決着、
すなわち内戦を起こさず平和的に解決されることを望んだのも、
そこに理由がある。好戦的な性格でもなかったようですね。
そのへんは、温厚な印象を持たれているけど
最終的にはクーデターを起こした西郷さんとは本質が違ったんでしょう。
6月28日は貿易記念日なんだって。
アメリカをはじめとする5カ国と結んだ通商条約により、
横浜、長崎、函館で自由貿易を許可する布告を出したのが、
いまから149年前の今日。当時の龍馬は23歳でした。
そのニュースを耳にして、日本の夜明けを期待したかな?
そうして龍馬さんを思うとき、
いまの時代を見てどう言うんだろうと考えたりします。
彼が望んだ未来は今日ここにあるのかな?
がっかりさせなきゃいいけど、といくぶん弱気になったりもするね。
