『第9地区』に一票

そうなの? 日本では今年の4月10日に公開される映画『District9』
アカデミー賞4部門にノミネートされてんだって。邦題は『第9地区』。

僕ねぇ、見ちゃったんですよ。去年末のハワイの帰りの飛行機で。
だから、つい最近になるまで予告編にモザイクがかけられていた
エイリアンの顔を知っていました……。そう、宇宙人の話。

28年前にエイリアンが地球に襲来。でも一切攻撃せず、何百万もの
エイリアンは難民としてヨハネスブルグ郊外の居住区に収容される。
それが第9地区……。という設定自体がすでに変でしょ。
その居住区がスラム化し、超国家機関が彼らの移住計画を立て、
調査担当者がエイリアンと●×△で、エイリアンの秘密が□◎◆で……。

物語展開の端々でニュース映像風の演出が巧みに行われたりして、
なんだか遠い国で起きているリアルな民族問題のように見えてきます。
僕はもうSFXとかVEXを駆使したSFにはさして興味がないんだけど、
隠喩的なストーリー展開に思わず引き込まれちゃった。

役者もスタッフもほぼ無名。なのにアメリカでは興収1億ドル突破。
つくりたいものをつくった、という自由度の勝利なのかなあ。
監督と脚本は、この作品が初映画のニール・ブルムカンプという人。
ナイキやシトロエン等のCMをつくってきたそうで、
調べたら僕と17歳違いで同じ誕生日だった。そうなの? やるねぇ。

誰かが認めたから勧めるなんてカッコ悪いけど、おもしろかった。
ラストの一瞬が切ない。賞が取れたら日本でも話題になるね、きっと。


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