のん気フォーエバー
親不孝者なのでたまにしか電話しませんが、そのたまの電話で
母親が出ないと、やはりいささか心配になります。
けっこういい歳なのにあちこち出歩く人で、日中は不在だろうと
夕方にかけたのに、電話はただコールを続けるだけ。
ほら、これだけ猛暑が続いてるじゃないですか。
熱中症で倒れる人も少なくないから、もしや? とか思うわけですよ。
かと言って何度もかけるのもどうかと思ったりして放っておくと、
後日「今年のお米、どうする?」などと電話をかけてくる。
ま、いいんだけど、出歩くときにはちゃんと水飲んでる?
昔の人はすぐ我慢するけど、そういうもんじゃないからね、熱中症は!
とか言ってみるんです。
すると、「そうそう、知り合いで亡くなった人がいるのよ」なんて
けろっと返してくる。おいおい……。
さらに、「だいじょうぶ、だいじょうぶ。エアコン新しくしたから」と
けろけろっと重ねてもくる。
そういうことじゃなくて、と言いかけて飲み込みました。
倅の忠告を完全に聞き流してるんですね。
電話を切ってから思いました。そういうのん気な会話ができるのって、
たぶん幸福なんだろうと。誰にとって? ああ、出来の悪い倅にとって。
今日から今夏最後のドサ回りツアー。またまた東北方面へ。
向こうもまだ涼しくないみたいですね。
