手は口ほどに
「初対面の異性のどこを見るか?」という、酒の席とかで
軽く盛り上がりそうな質問がありますでしょ?
「心の襞です」なんて答えたら、まず座は引くね。とは言え初対面の人が
そこにいるのに「胸」とは答えにくい。いや、まぁ、とにかくさ。
僕の公式見解は「手」です。指も掌も含めて、手。
好みというのは年々変化し、許容範囲がどんどん広がっているんだけど、
手に関してだけは好みが変わりませんね。
具体的にどういう手が好きかなんて言えませんな。それはこっ恥ずかしい。
ただ、形状も大事だけど動き、あるは所作に強く惹かれたりもして、
言い方を変えれば指先まで神経の行き届きている人が好きなんですね。
手は口ほどに物を言う、みたいな。
手の動きに関する興味は必ずしも異性に限りません。
特に職人さんの手には常に目を奪われてしまう。
次の次の次くらい先まで何をするべきか指が記憶しているんでしょうね。
恐ろしく複雑な作業をしているはずなのに、その動きはゆっくり見える。
無駄というものが一切ない。
その優雅さを獲得するまでに積み重ねた時間を思うと、
いつも必ず少しだけ意識が遠くなります。
人間の凄さや素晴らしさを感じるのは、僕の場合、手だったりするなあ。
だから、手の動かし方に熟練した恋の職人がいたとしたら、
僕はその場で堕ちると思います。そんなオチか?
石澤さんの『勝手にブランディング』と六本木さんの『写真館』、更新!
