170/メジャーでいいじゃないか!

最近の夜中、スカパーで『2001年宇宙の旅』を放送していました。
うんと前に一度レンタルビデオで見たんですが、噂に違わず難解で、
何を言わんとしているのかよくわからなかった記憶があります。

再会した『2001年...』は、偶然チャンネルを合わせたこともあり
以前より新鮮で、もう一回ちゃんと見たいなと思って、あえて途中で
スイッチを切りました。ちょっとした期待感が沸いたんですよね。
いまの自分ならその物語が理解できるかもしれないと......。

う~ん、どうかなあ。正直に言うと、古典的名作ってお勉強の教材の
イメージがあって、それを語ることで自分が高尚な人間になれるんだ
というような、裏返せばかなり無理してる感じが辛くなっちゃうんです。

同じ宇宙物なら『スターウォーズ』とか『未知との遭遇』とか『ET』とか、
『銀河鉄道999』とか『キャプテンハーロック』とか、最近なら何だ?
『スペースカウボーイ』や『アポロ13』はおもしろかったし、
シュールなところでは『第9地区』もよかったなあ。
これらは娯楽性が高くて、嫌な表現をすれば大衆迎合的かもしれないので
いくら見ても映画通とは呼ばれないかもしれません。

あまりに有名なので名を伏せますが、あるクリエーターに会ったとき、
「メジャーな作品のどこが悪い?」なんて話になりました。
「予算があり、優れた監督と俳優が集まり、誰にもわかりやすい映画を
つくって多くの人が楽しめるなら、それはそれで立派なことだ」

それを聞いてホッとしました。そうだよな、物語が素直であっても
受け取るメッセージは人それぞれだもんなあと。
メジャーでもいいじゃないか! 
見たいものを見て、その幅が自然に広がればいいよね。
でも『2001年...』はもう一回見ます。高尚なフリせず、素直な気持ちで。


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準備もせず写真を撮れるほど金環食は甘くなかった。