170/夢であきらめる

夢占いというのがありますね。空を飛ぶとか、走ってるのに前に進まないとか、
そこから性格や精神状態を判断するってやつ。
昨日の夕方、ほぼ30時間起き続けた後にがくっと落ちた眠りで見た夢は、
占いなんて漠然としたレベルを越えて、オレって人間の本質が映像化されていました。

オートバイが盗まれるんです。普段とめている駐輪場から。
それ、何年か前に実際に起きたんですね。犯人が間抜けだったからすぐに見つかったけど、
その夢のなかでは「まさか、また?」って感じでした。
3階の仕事部屋の窓から見下ろすと、あるはずのものがない。
あわてて駐輪場に下りていくと、オートバイがあったはずの周囲にいろんな工具が
整然と並んでいました。今度の犯人は用意周到なんだなと変に冷静に見つめていると、
背後で銀色の大きなワンボックスが走り去っていきます。
この辺はいかにも夢らしい矛盾ですね。窃盗がたったいま行われたはずはないのにね。

でもとにかく、僕はそのワンボックスの後を追う。けれど、すぐに見失う。
そして気づけば、もう何十年も足を踏み入れていない中学校への通学路にいるんです。
変でしょ。それはいい。

そうしてさまよっているときに僕が感じたのはあきらめでした。
最近は乗る機会が減っているけど、でも大切なオートバイです。
にもかかわらず、通報するつもりで握っていると思しきケータイをそのままにして、
しょうがいないかも? と静かに嘆いている。

そうなんです、僕って男はまず最初にあきらめてしまうんです。
「前向きですね」とか「ポジティブですよ」とか言われことも少なくないけど、
本当はぜんぜん違う。それは自分がよく知っている。
かと言って、潜在意識を語るとされる夢のなかで改めて知らされるのは、
あんまり気持ちいいことではありません。いささかショックでした。
やはりちゃんと寝ないと夢見が悪いんでしょうか。9月に入った途端、疲れが出たのか?


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花市場、午前6時半。これ全部ケイトウの花。