170/旬のサバ

サバが大豊漁! 北海道の釧路あたりじゃ34年振りに4000トンを超える
5500トンもの漁獲があったそうですよ。聞くところによれば去年は1トンだったらしい。
こりゃ今年はサバが安く食べられる。こっちでも刺身が食べられるかもしれないし、
新鮮なら〆サバもうまいだろうなあ......。

てな具合に、ついおいしい話が先行しちゃいますけど、ふと冷静になれば
前年比5500倍ってどうなんだ? と思ったりします。
一方、石狩では秋サケが極端な不漁なんですって。こっちは前年の1割程度とか。

「例年にくらべて海水温が5度以上高いところもあり、魚の生育状況に
多大な影響を及ぼしているのではないかと関係者は懸念している......」

そんなニュースを耳にすると、サバやサケといった天然の生き物が安定して
獲れる約束などどこにもないことを改めて思い知らされますね。
高精度な工業製品を当たり前のようにつくり、使いこなしている僕ら人間が
生きていくために必要な食べ物の確保は、自然という、時にはまったく恵まない
可能性すら秘めているサイクルに頼りっきりというのは、なんだ途轍もなく微妙です。

現代の僕らにとっては余分でしかない脂肪も、人類史の時間軸で言えば
ついこの間まで頻繁に起きていた飢饉を生き延びるための予備燃料として、
本能的に蓄えるようになったという話もあります。

で、何が言いたいかというと、それはもう実に質素に、
自然の恵みはありがたくいただきましょう、ということ以外にありません。
脂がのった旬のサバ。僕は塩焼きが好きです。


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ふと見上げたらそこにあったもの。