同じ質問、異なる答え

ジープってご存知? 四輪駆動車の元祖的存在かつワイルドなイメージのクルマ。
そのジープ・オーナーを紹介する『Focus Real Owner』というウェブの
インタビュー&原稿を任せていただいております。
取材は今年の2月から始まり、毎月数名をアップしつつ、現在も進行中。
秋まであちこち出かける予定です。
取材の段取りは至ってシンプル。オーナーの元に行き、基本的にどなたに対しても
同じ質問をする。けれど、答えはみな違う。当たり前と言えばそうなんだけど、
その当たり前をそっと汲み取ることがこの仕事のキモです。

クルマというのは定価がついた工業製品で、どんなに高価でもお金さえあれば誰でも
買えるものです。だから、「すごくいいものをお持ちだそうで、ぜひ見せてください」
というインタビューは、僕はあまり好きじゃありません。興味があるのは、
それを手に入れてどう使っているか、どう楽しんでいるか。
それは、同じプロダクトから生まれる人それぞれ異なるストーリーなんですよね。
個性が際立つジープであっても、使う人の個性のほうがはるかに強い。
書き手はそこをおもしろがっているし、それを伝えられたらいいと思っております。

でもって昨日は、男性ファッション誌のクルマ特集で取材を受けてしまいました。
10年来の友人が記事担当なので、そこは持ちつ持たれつ。でも、やっぱり苦手だわ。
愛車の話題とは言え、自分のことを口にするのって世界でいちばんつまらん気がする。
とまぁ、時には話を聞かれる側の気持ちを知るにはよい経験になったわけですが、
と同時に、やっぱり聞くほうがいいやと再確認したのでした。身勝手ですけどねぇ。