TAXI

タクシー業界の方が読んでいたら、本当にごめんなさい。
僕はタクシーに乗るとき、およそたいがい忸怩たる気持ちになってしまうのです。
まず、タクシーを利用する場合というのはおよそ終電を逃したときで、
なんでオレは気づけなかったのか、そんなに酒が好きかと、自分をひどく呪うのです。

でもって家に帰るわけですけど、その経路は普段自分で運転している道だから、
なんかね、とてももったいないなあと思うのです。
じゃ飲むなよと、それは他に何にも当たれないんですけど。

とか言いつつ、タクシーに乗ると、そら行けぇ、みたいな大きな気持ちになるんです。
もちろん言葉にはしません。態度にも出さないよう注意します。
けれど、しゃっと割り込んじゃえとか、ここで踏み込めとか、
そんなふうにいきり立っている自分を発見します。
もはやこんな時間に家まで送っていただくんだから丁重な心持ちに
ならなきゃいけないのに、後部座席ってのは人間の精神を狂わせますね。
それは僕だけか? 

昨夜乗ったタクシーの運転手さんは、午前2時を過ぎていたのにとても丁寧で親切で、
なんだかとても気持ちよかったです。酔っている自分が恥ずかしくなるほどに。
この時期、タクシーは忙しいんでしょうね。事故のないこと、お祈りします。