真の敵は?

どうにもエアコンのスイッチを入れられない。「家のどこにいても暑いじゃないか!」と
隣家にまで聞こえそうな独り言を口にしても、リモコンに手が伸びない。
なんかね、負けた気がしちゃうんですよ。この程度の暑さで降参か? と、
常に自分に問いかけている、みたいな戦い。なんだそれ? 
エコや節電が理由なんですと言い切れたらさぞや立派だけど、エアコンを制圧している
最中は扇風機がフル稼働なんです。それはどうなんだろうと思うでしょ。
この前の台風の夜はドライにして寝ました。大雨の嵐じゃ窓を開けられない。
なら仕方ないと、そういう大義(?)があれば止む無しだと思える......。

果たしてオレは何と戦っているのか、冷房の効いた電車の中で考えてみたんですね。
冬は昼間でもファンヒーターを回している。ならば夏にエアコンはいいじゃないか?
答えはノー。扇風機が頑張ってくれるだろ?
という具合に思考をこねくり回して気付いたのは、僕はエアコンがもったいないと
思っているらしいのです。要するに真の敵は、貧乏性でした。
常々、貧乏はいいが貧乏くさいのはイヤだと、そこには注意して生きています。
だから何でも我慢するわけではなく、さっきも今月のカードの支払い明細が届いて
「うわっ」とまたまた大声を上げたりします。

ただ、エアコンだけはねぇ。現実的に貧乏だったからだけど、僕は30歳になって
初めて家に装備されたものなんですよねぇ。それからずいぶん経ってもなお容易に
スイッチを入れられない僕は貧乏くさい男なのでしょうか。
誰かジャッジしてください。その判断に従う用意はあります。