おもしろくなければ意味がない

言葉にするとどうしようもなく当たり前に聞こえてしまいそうですが、
でもとにかくそうだよなと、やはり文字面だけでは表せない深さを伴って共感しました。

「おもしろくなければ意味がない」

ね? 当たり前っぽいでしょ。昨日会った映画監督がぽつっと口にしたセリフです。
映画というのはすごくいいもので、映画監督というのは偉い人、
ということになっていますよね、世間では。
しかし、どこの世界でも自分がおもしろいと思ったことができない現実があるように、
映画もまたあれやこれや大変らしく、それでもとにかく映画を撮るなら
おもしろくなければならない。もちろん、おもしろさには種類があり、
自分が良しとしたものが仮に10人中10人に伝わらなくても、
3人くらいは生涯忘れられない作品をつくりたい、んだそうです。
1人ではなく3人くらいという勘定がステキだったなあ。

何をおもしろいとするか、それを見極めるのは本当に難しい。
特別な意味も意義もなく、それがなくたって人は生きていける、
という領域の判断ですからね。それでも、おもしろくなければ意味がないと
言い切れる強さを持つというのは、職業人の覚悟だと思います。
僕も、いい原稿よりはおもしろい文章をかける物書きでありたいと、そう願っております。