この町に

ちゃんと言ってなかったのですが、引っ越しをしました。1年前の今日のことです。
それは記念日というほど大げさなものじゃなく、いわばただの区切りですが、
新しい部屋、新しい町できっちり365日を過ごしたんだなあと、
それなりの感慨みたいなものが沸いています。

子供の頃に時間が経つのを遅く感じるのは、日々新しい経験ばかりだから
という話を聞いたことがあります。そうだなあと思います。
この1年、決して早くなかった。
四季それぞれの窓から見える景色はもちろんすべて新しかったし、
ベストなランニングコースを模索するにもけっこう迷った。
発見と戸惑いは時間の速度を緩めるのかもしれませんね。

それほど多いとは言えないけれど、この町での新しい出会いもありました。
一方、住所変更を伝え切れていないところから来る郵便物の転送は1年までらしく、
あるいはこれで切れてしまう付き合いが出てくるかもしれません。
日々は移ろいつつも、階段には1年前と同じく枯れ葉が積もったりして、
明日からは去年と同じことが増えていくのでしょう。
もはや新人ではないけれど2年目もよろしくと、そんな気持ちをこの町に伝えたいです。