デザイン!

昨日まで東京ビッグサイトで開催されていた『GIFT SHOW』に行きました。
早い話が製品見本市です。その会場でデザインについて考えました。
仕事柄デザインというものに触れる機会が多い。自分でもよく口にする。
じゃ、それって何だ? というと、僕の結論はこうです。
よりよく売るための行為。つまり商いの一環。
誤解を恐れずに発言すれば、それほど高尚でもない。ただし、高度な専門知識と経験、
社会を見渡す感性が豊かだと成功確率が高い。成功とは、儲かるってことです。
具体的な仕事はこうです。たとえば美味しそうなざるそばの写真を表紙にした
『そばのつくり方』という本があったら、内容は詳細なそばのつくり方になるでしょう。
同じ表紙でタイトルだけ『そばのデザイン』に変えてみます。
すると、美味しいそばのつくり方だけではなく、ざるの種類、つけ汁の器、お盆、
値付け、お品書き、店内の造り、従業員のユニフォームまで説明するかもしれない。
そば打ち名人のそば屋の店主には『そばのつくり方』という本は不要です。
けれど、「美味い蕎麦は打てるんだけど、より多くのお客さんに食べてもらうには?」
と悩む店主には『そば屋のデザイン』は必要かもしれない。
そうして美味しいそばを売るための様々な分野にデザイナーが介入する。
アドバイスだけではなく、実行可能なアイデアを携えた形を提案しつつ。
う~ん、わかってもらえるかなあ。
伝えたいのは、単純にカッコいいわけでも気取った仕事でもないということ。
いい形、いい色を生み出せても、売れなければ意味がない。
そのへんは、他の仕事と等しく生臭いものです。
なんてことを言って何になるのか自分でもよくわからないんだけどね。