ぼぉっとしてる

「過去に訪れた場所でもっとも印象に残っているのはどこですか?」
これは世界中を歩いた旅人を、ただただ困らせる質問です。
「走るときに何を考えていますか?」
これはランニングを習慣にしている人を、そこそこ困らせる質問です。
僕にしても、走るときに何を考えているかと聞かれたら答えに窮するもんな。
ましてや考えを用意して走ることなんてまずない。
ランニング中にしているのは、体の各部との交信かな。
ペースは? ピッチは? フォームは? 痛みを訴えているのはどこ? 
そんな感じでしょうか。それ以外は景色を見ながらぼぉっとしてます。
そう、ぼぉっとしてないと体との交信を行う余裕を失っちゃうんですよね。
きっと旅人も、何かを感じ取るための心の空き部屋を用意しておくんじゃないかな。
ただ、ぐだぐだ思考が巡って澱のようなものが溜まりそうなときは、
その考えからいったん離れるために走ることはあります。
経験上、走ったからと言って思考のすべてがクリアになるわけじゃありません。
けれど、運動せずに留まっていれば余計に思考がわやくちゃになる。
だからたぶん、もやついたら走ったほうがいいんですね。
ランニングコースのゴール地点にある自販機。
いつも飲むドリンクが8月までは140円だったに、昨日は150円だった。
最盛期に安く、閑散期に値上げとはどういう理論なんだろう? 
なんてことを考えるのは、走り終えてからです。答えが見つかるわけじゃないけどね。