休日祝日返上論

気がつけばカレンダーは真っ赤だ。
いや、カレンダー屋さんはずっと前から今週が真っ赤になることを知っていたはずだ。
いやいやカレンダー屋さん以外の全国民だって、大して難しい手段を使わずとも
シルバーと呼ばれる真っ赤な大連休がやって来ることを知り得たはずだ。
しかし、こんなにも休日や祝日が必要なのだろうか。
誰かが言っていた。生まれ年のカレンダーを見たらほとんど休みがなかったと。
休日や祝日は法律で制定される。
ではその法律ができた頃、僕らはたくさん休みたいと思ったのだろうか。
確かにかつての日本人はエコノミックアニマルと揶揄されるほど働き詰めだった。
そう言えば大瀧詠一さんのアルバム『A LONG VACATION』は名曲ぞろいだけど、
『長い休み』という言葉自体に僕らは無垢なまでに憧れたんじゃないだろうか。
とにかく僕らの暮らしは様々な局面で法律と関わっている。
決まってしまったものはなかなか覆らない。そしてやがて慣れていく。
けれど思うのだ。仮に残念な性質であったとしても、
たぶん僕らはせっせと働くほうが性に合っている国民なのではないかと。
だから法律が授けた休日や祝日を返上してみるのはどうだろう。
って、たぶん無理だな。
などとつぶやきながら、連休明けが締め切りの原稿を書いています。
どちら様も健やかにお休みください。嫌味なんかじゃないですよぉ。