昭和速度120キロ

福知山からの帰りはJRの特急で京都へ。きのさき10号に乗りました。
381系という国鉄時代の車両だそうな。国鉄って言葉、最近はまず口にしないね。
肌色というかパンピーみたいなボディカラーもまた懐かしいものです。
いや、パンピーって......。
まったく昭和の香りプンプンです。インテリアデザインもなかなかにレトロで、
しかも動き出すとあちこちからガタピシと軋むような音がする。
実際に軋んでいるんだろうな。
そして、きのさき10号は山間に沿って走っていきます。営業最高速度は120キロとか。
山の中ではおそらくそこまで達することなどほぼ稀でしょう。
けれど、そのくらいの速さのほうがここには合ってる。
速度が遅いものは昭和と呼ばれるのか? 違いますね。
時代に関係なく、そこにフィットすべきものはあるということです。
乗り心地は案外快適で、おばあちゃんのおんぶみたいなゆったりした揺れに
眠りを誘われました。この381系は、各路線から随時引退が決まっているそうです。
次にこの特急に乗る機会は永遠に訪れないかもしれない。昭和は遠くなるってことか。
その後は例によって新幹線のぞみの330号。
夢の超特急として誕生したこの路線の、夢と呼ばれた理由を実感したりして。
スィーっとクール。覚醒するなあ。