ポピュラー最高!

2日連続で日本人のノーベル賞受賞に世間は沸き立ち、さて村上春樹さんの文学賞は? 
なんて騒ぎになったわけですが、またかという感じです。
当の村上さんも著書の中でさほど興味を感じていないとおっしゃっているし、
一ファンの僕にしてもこの時代に生まれて村上さんの新刊を
リアルタイムで読める幸運は賞に無関係です。
ただね、ワイドショーの聞きかじりですけど、それこそ受賞してもおかしくないほど
世界中で売れている作家はノーベル賞候補から外される傾向にあるらしいんです。
じゃ今回受賞したベラルーシの方がマイナーなのかと言えば僕にはわかりません。
彼の作品を読んでもいないし。
けれど、いさかか誇大に申し上げれば、
それはポピュラーの否定なのではないかと思ったりもします。
世間一般には、「売れてるものはねぇ」という穿った見方があるのは否めません。
むしろ有名じゃないものを愛でているほうが賢いような気にもなる。
僕にしたって多少なりともそういう差別はあります。
しかし、売れているものが秘めているのは時代の気分の察知や代弁だったりもして、
必ずしも大衆迎合的ではありません。
常々思うのは、つくりたい衝動に駆られて生まれたものは人を引きつける。
つくりたくはないが売れると思って生まれたものは売れ続けることができない、
ということです。僕が好きなものの多くは、その法則にのっとっています。
ポピュラー最高! 
でも、ポピュラーって次のポピュラーが登場しないと真の価値がわからないのかな?
次が来る前に正しく認めなくちゃいかんと思うけどねぇ。