くよくよ

「くよくよ」というのは、その様子の芯を突いた、なかなかにオツな言葉です。
いやまぁ状況としては誰も好まないでしょうけどね。
古語の「悔い悔い」から来ているとも言われます。
後悔と反省がない交ぜになった心理状態の体現ですから、それもまたオツではあります。
煙を燻らすの「くゆ」が発祥という説もあるそうな。
消えそびれた火が起こす煙のような、ってことでしょう。
しちゃいけないものでもあります。「くよくよするな」ってね。
そりゃ誰だってしたくはないですよね。できれば万事悔やむような結果を招きたくない。
それでもやっぱり「くよくよ」はついて回る。
まさにくすぶる煙のように記憶の中で絡みつく。
後悔と反省は次への糧として大事だけど、「くよくよ」するような感情だけは
できれば早いとこ吹っ切りたい。ではどうするか? 
これはもう「くよくよ」をもみ消すような「にこにこ」を吹きかけるしかないでしょう。
笑顔の鎮火力は相当なもんです。
特別ファンではないけれど、ドリカムに『サンキュ.』という歌がありますね。
あの中でもめそめそ気味な私を思わず笑わせてくれる友人が登場します。
あと、花火の煙も出てくるよ。「くゆ」だ。すごいな、吉田美和。
「くよくよ」を知り尽くしてるんだな。
くよくよしていた友人が笑顔になった瞬間についこの間出くわして、
今日あたりはもう元気になったろうと思ったおかげで、
改めて擬態語はおもしろさに気づいた、という話でした。