心亡くさず荒らさず

差し障りのない挨拶のつもりで、「忙しい?」なんてきくことがありますね。
そうそう。英語の挨拶って相手に元気を強要するフシがあるじゃないですか。
そこそこだよ、みたいな返事をすると、「どうした、何かあったか」と聞き返されて、
というかそれ以前にできない英語で無理するからいけないんだけど、
ちょっとウザいときがありません? あれ、何の話だ? 忙しい。
そう言えば、年の若い友人はその言葉を嫌います。
「忙しいって、心を亡くすと書くんですよ」。なるほどね、そりゃすまなんだ。
気づけば10月も終わり、今日から11月。この時期になると「今年もあと2カ月!?」と
慌てるように口にする人が少なからずいらっしゃいますね。
あ、"慌てる"は心が荒れると書くんだな。
さておき、10月が終わると今年が残り2カ月になることも、
その先で新しい年になることもはるか昔から確定している事実ですよね。
だから今さら心を荒らしても仕方ないわけです。
ごく単純に、12分の1カ月が終わり、また12分の1カ月が始まるだけ。
そんなふうに思いたいという心がけの話です。
忙しない(あ、また出た)気分に引っ掻き回されて視野が狭くなると、
この月にしかないあれこれを見過ごしちゃう気がするんですよね。
それはもったないぞと言い聞かせて11月を始めます。
と、出鼻を挫くようにして明後日は祝日になるんだな。
やっぱ休み多過ぎ。もちっと働いたほうがいいかもなあ。