ルーティンの日

何かの手違いで2泊3日の仕事が1泊2日になった。
ということは予定外にポカンと1日の空白ができるわけです。さて何しよう? 
最初に思いついたのは、いつものことでした。
僕のいつものこととは、およそランニングとギターを弾くこと。
不足品などを買いに出かけてもよかったけれど、それらは事前の計画なしには
行動できない出不精さが災いし、結局のところ誰も巻き込まない
もっともベーシックなルーティンを採用したのです。
それぞれに要する時間も織り込み済み。行為自体の新鮮さはほぼ皆無。
後になり他に選ぶべき行動があったのではないかと思いながら、気づけば夜を迎えます。
そんな凡庸で見栄えのしない1日であっても、自分のルーティンを淡々とこなせるのは
かなり幸福なのではないかと思います。外からの刺激に脆弱でしょ、僕らの日常は。
トラブルのたいがいは予期せず起こるし。
そしてまた、自分の故郷を追われて安住の地を探し求める人々の
負のルーティンを思えば、平凡な1日がいかに大切か思い知ることになります。
話が大きくなっちゃったね。
いずれにせよ休日の過ごし方が下手で、オレってつまんないヤツという自覚はあります。
その一方で、地面を蹴る足に感じる重力も、弦をなぞる指の微かなしびれも、
僕を構成する必要不可欠な要素です。
それを失うことを考えると怖くなるので、ルーティンができる日はそれを考えません。