どこでも舞台

もう先週の話になりますけど、福知山では狂言を見ました。
お城の中の歴史的建造物を即席の舞台にして、背中からは満月が昇ってきて、
それはもう奇跡的な空間でした。
演目は小学生もわかる入門編で、伝統芸能に被せがちな堅苦しさはほぼ皆無。
演者の説明によれば、狂言は日本でもっとも古いお笑いなんだそうです。
もっと早く知っておけばよかった。いやもう生で見るに限りますね。
生、っていうとちょっとやらしいか? いやライブと言えばいいのか。
まぁとにかく、最近は音楽ソフトの売れ行きが伸びない一方で
ライブの観客動員数は増えているそうですね。
となると演奏力を含めたパフォーマンスの向上が求められることになるだろうから、
それはそれでナイスな循環なのかもしれません。
が、他方では都内の劇場やホールが次々に閉館しているようです。
閉館の予定はなくとも耐震改修に迫られている場所も多々あって、
何というか、あちらが立てばこちらが立たず、めぐりの悪い状態は深刻化するそうな。
どうしたもんでしょう。となれば、どこでも舞台化なのかな。
見せたい人がいて見たい人がいるなら、もはや場所はさほど問題じゃないかも。
簡単に言うな? ですよね。
先の狂言、10月の終わりの野外はかなり冷え込んで、
観客席には簡易なパイプ椅子が並んでいたけれど、芝居が始まったら寒さを忘れたなあ。
子供たちが声を上げて笑っていた姿が印象的でしたよ。