昼下がりのスモーク・オン・ザ・ウォーター

とある昼下がり。土曜日だったか祝日だったか。
僕の部屋の下、小さな交差点の角に建つ家からエレキサウンドが響きました。
『スモーク・オン・ザ・ウォーター』よ。ディープパープルなんだから。
ダッダッダ~・ダッダ・ダダ~という、あの有名なリフなのよ。いやいや驚きました。
エレキギターを持ったら誰もが一度は弾いてみるフレーズではあります。
意外に簡単なのにそれなりに雰囲気が出て、けっこう弾けた気になるんですよね。
が、この曲が発表されたのは今から43年前の1972年。もはやクラシックだわ。
そんな懐メロを誰が弾いてるのかすごく気になってしまい、
いけないと思いつつその家の窓を見下ろしてしまいました。ま、見えませんでしたが。
しかもね、ちょっと下手なの。ダッダッ、ダ~・ダダ、ズド・ダダ~みたいな感じ。
微笑ましくなりました。エレキサウンドが響き渡ったのはそれ一度切り。
飽きちゃったのか、イヤホンとかしたのかわからないけど、次は決めてほしいですね。
ニュースでは相変わらず隣人トラブルが多いようです。
他者にすれば、なぜその程度で相手を傷つけてしまうんだろうと疑問になりますが、
意に沿わない人間がすぐ隣にいるストレスとは相当なものなんでしょう。
「隣人を愛せ」。これは聖書の有名な言葉です。本来の意味はよくわからないけど、
そういう教えが記されているということは、
いかに隣人を愛すのが難しいかを逆説的に語っているように思います。
昼下がりのダッダッダ~は愛しかったけど、深夜でしかも下手だったら、
やっぱり迷惑だったかも。ってか、もっと新しい曲やればいいのにと思うかなあ。