冬の始まり

午前9時の約束で青山は絵画館前のイチョウ並木に行ってみますると、
確かにこの時期のイチョウは鮮やかな黄に色づいて見事ではあるんですが、
それにしても異様と言っていいほど人が多かったのです。
何か事で起きたかとしばらく周囲を観察しましたが、
皆のん気にカメラやスマホなど構えておるわけです。
ぐるっと見渡した視界の最後にフルサイズの観光バス。
どうやら中国からと思しき方々が御一行様となってこの並木に訪れたようです。
爆買いだけじゃないんだね。
しかし、片側2車線の道路の真ん中まで出て記念撮影している姿には驚きました。
爆撮? いやいや、事故など起きぬことを祈るばかりでした。
さてイチョウ並木。例年にくらべて、って、毎年観察してるわけじゃなりませんが、
記憶の限りではどの木も枝振りが弱く細々と見えました。
一昨日まで京都で仕事していた仲間によると、今年は秋が長く
一気に冷え込まなかったので、京でも紅葉は今ひとつらしいどすえと教えてくれました。
ふむふむ、そうどすか。
いちばんの発見は、日差しの角度です。午前9時といえどもこの時期は斜光なんですね。
何というか、午前中からたそがれてしまうような光でした。
ここに来て喪中を伝える葉書が届くようになりました。
ゆっくりと、けれど確実に、冬は始まっていくようです。