イマイチ盛り上がらない

この時期になるとテレビは総集編や名場面集が増えますね。
でも、しっかり見ちゃった番組だとイマイチ盛り上がらない気がしません? 
それって僕だけかな。もちろん、もう一度見てみたいシーンというのはあります。
けれど、なぜ彼は握り拳を高々と突き上げたのか、なぜ彼女は涙をこぼしたのか、
それらクライマックスと呼べる場面に至るにはいくつもの伏線があったのです。
そうしたシーンは何気ないものかもしれません。
総集編や名場面集ではカットされてしまう可能性が高い。んだけど、そこなのよ、
僕がそのドラマを好きになれるかどうかの分岐点は。ヤラシイ見方ですかね。
テレビドラマや映画、その原作となる小説は、どんなに長編でも
尺なりページなりで必ず終わりがあり、各シーンは結末に向けて、
要は逆算的に各シーンを積み上げていきます。
そして僕らの人生という物語にも、やはり終わりはやって来る。
しかし、逆算は不可能です。世界中の美女に囲まれながら息を引き取るなんて
結末を積み上げたくても、まぁ無理ですよね。
僕らには監督も脚本家も照明さんも音声さんもいない。すべては予測不可能。
今日の何気ない判断が3年後の結果に影響を及ぼすものだったとしても、
今日の判断自体をすっかり忘れてしまうかもしれません。
何が言いたいかというと、年末に差し掛かり、1年を振り返ってみても、
だからやっぱりイマイチなんです。
あれやこれやを後になって思い返して反省することは大事かもしれないけど、
何かを省みて次に生かすタイミングあるいは覚悟は、
あれやこれやが起きた直後だけ有効な気がするし。
どうでしょう? いささかキリギリス的かな。
とは言え、僕の人生の総集編を見てみたい気持ちは、無きにしも非ず。
風邪をひいている人が多いみたい。気をつけてね。