香箱ガニとチャンピオンカレー

今日も金沢のお話。数度の加賀参りでようやく旬の味覚をいただきました。
香箱ガニです。こうばこ、と読みます。ズワイガニのメスの地元名だそうで、
その甲羅は僕の拳より一回りほど小さいんですが、味が上品に濃い! 
手足の身も細いけど、打ち上げ会場の和食屋さんはその身を丁寧に剥き、お腹に乗せ、
ミソといっしょに食べられるよう仕込んでくれました。本当に美味かったなあ。
11月上旬から1月上旬までしか漁が許されず、県外にはなかなか出回らないとか。
観光客で賑わう市内の近江町市場に行ったら、茹でた状態で2500円でした。
高いのか安いのかよくわからないけど、この時期だけの味覚です。
その香箱ガニをいただく前、仕事先で会った地元の高校生に
金沢で何を食べたらいいか聞いたんですね。「チャンピオンカレーじゃないですか」
答えに迷いがなかったなあ。元は別の店名だったけれど、商標登録関連に引っかかって
名前を変えたんだって。どこにあるのかたずねたら、
「金沢ならどこにもありますよ。俺、ヘビーユーザーですよ」だって。
チェーン店を勧める17歳。実に新鮮。
っていうか、違う答えしか期待していなかった自分の穢れを恥じるべきでしょう。
自由行動になった翌日曜日。先述の通り近江町市場に行きました。
午後2時過ぎでしたが、いやまあ賑わっておりました。
ズワイに香箱。そこら中カニだらけ。日本人って本当にカニが好きなんだねぇ。
そう言えば17歳が教えてくれたチャンピオンカレーの看板を通りで見ました。
高校生には悪いんだけど、他の大人が「ぜひ」と推奨した海鮮丼にしちゃいました。
ただ、市場にも金沢の人にも他意はないんですが、観光地の域を出ない内容でした。
決して不味かったわけじゃありません。
昨晩のていねいな香箱ガニを食べた後では致し方なかっただけです。
が、チャンピオンカレーだったかなあと、ちょっと後悔しました。