ムキになる正月

大人の悪いクセですが、久しぶりに会う子供を見ると、
つい「デカくなったなあ」と口に出してしまいます。
あれって子供はたぶん、迷惑に近い感じで戸惑うと思うんですよね。
彼らにすれば、そんなこと言われてもねぇ、でしょうから。
それでもやっぱり生物的に具体的な成長を見せられると、
自分がそうだったにも関わらず大人もまた戸惑います。
もはや生物的には老化の道しか残されておらず、成長過程の子供たちに相対することで
崖っぷちまでの残り時間を思い知らされるわけですから。やれやれ、ですわね。
とは言え大人も成長しないわけではありません。
大人の成長は内なるもの。
そのへん子供たちはまだ気づいちゃいないと思いますが、肉体のサイズは確定しても、
心という器の容積は変動します。だからいくらでも詰め込める。
なんてことを、たとえば僕とほとんど背丈が変らなくなった甥っ子に伝えても
聞く耳を持たないでしょう。
あの年代の人間を納得させるのに必要なのはロジカルよりフィジカルです。
お前も背が伸びただろうが、オレも1年で10センチ伸びたんだぞとか。
てな非現実的な成長を期待することと、
15歳に対してムキになる自分に辟易した三が日でした。ふぅ。

オオフチさんの『NYほかけ舟』、本年の更新初めでございまする。