あぐらの上に

個人宅で開かれた新年会で、ひさびさに5歳くらいの子供とじゃれあいました。
顔を合わせて5分くらいで意気投合。というか、実際には最近の仮面ライダーの名前を
次々出されて困惑するのをおもしろがられ、
親から借りたスマホのライダー動画をあれこれ見させられ、
彼の小さな指が偶然にも僕の鼻の穴に入ったのを笑ったらしつこく繰り返されたりと、
結局のところ少年の攻撃に防御を強いられ続けただけなんですが、
気づけば僕のあぐらの上に寝そべったりして、まぁかわいいもんでした。
「どうしたらそんなにすぐに子供の気を引けるの?」
会に参加していた人からそんなふうにたずねられました。さぁ、どうでしょう。
ごく単純に、相手が抱く興味を知りたいというこちらの思いを素直に開示して、
あれこれ質問すればいいだけじゃないのかな。
ただ、子供は大人のような遠慮も作法も持たないので、
人見知りの性格ならそれをごまかしたりはしないし、
こちらに自分たちへの興味がないことを悟ったら平気で離れていきます。
それで彼らが距離を置こうとしたら、その距離を保つことも大事。
って、ほら。大人と対峙する術と何にも変わらないでしょ。
あぐらの上に寝かせちゃえばいいんです。もちろん大人が物理的に接触してきたら、
それが男性だったらさすがに跳ね除けるので、あくまで精神的な話ですけどね。
それにしたって僕が子供と触れ合うのは一時のことですから、まぁ気楽なもんです。
なので親御さんから「遊んでいただいてすみません」などと言われると、
僕のほうも楽しかったので常に申し訳ない気持ちになりますけどね。