玉の輿の日

毎日、何かの記念日。昨日の20日は『玉の輿の日』。ほぉ。
明治5年の1905年、今もその名を轟かすアメリカの大富豪、J.P.モルガンの甥の
ジョージ・デニソン・モルガンという人が祇園の芸妓のお雪と結婚した日だそうな。
ジョージとお雪さんのロマンスは当時のマスコミも騒ぎ立て、
『日本のシンデレラ』と呼ばれたそうです。そうか、シンデレラも玉の輿なんだね。
ただ、ガラスの靴のお姫様の物語は王子と結ばれるところで切りよく終わるけれど、
生身の人生には続きがあります。
ジョージが30歳で初来日したときは失恋直後だったらしく、そこで優しくされた、
と言ってもお雪さんにすれば芸妓ゆえの商的サービスだったんだろうけど、
とにかくその後4年間に3度も日本を訪れて結婚を迫りました。
一方のお雪さんには京都帝大に進んだエリートの恋人がいたんです。
しかし新聞報道が発端で離別。で、大富豪と結ばれた。が、当然やっかまれる。
金に目が眩んだ女と言われたりもしました。お雪さんはどんな気持ちだったろうね。
ジョージとの暮らしは10年ほどで終わります。彼が心臓発作で他界。
モルガン家との遺産相続争いに勝ち莫大な財産を手にするも、
ジョージの死後1年目で出会った次の恋人も15年後には心臓発作で死別。
そして第二次大戦前の日本に戻るんですが、海外で暮らしたお雪さんは
国籍を失っていたので特高警察にマークされ、やがて財産を差し押さえられます。
戦後になって相続権を取り戻し、キリスト教の洗礼を受け、
81歳で亡くなるまでの余生を静かに暮らしたそうな。
大河ドラマみたいな人生ですね。玉の輿に乗った挙句に訪れるそんな壮絶な物語に
僕は耐えられるだろうか? って、男の自分が乗れる輿ではないですけどね。
お雪さんの話の率直な感想は、「女って強いな叶わんな」です。
いろいろありつつ81歳まで生きた時点で、そう思うのです。
この先まかり間違って金持ちになれても、そこまでの寿命はない気がするなあ。
ちなみに今日21日は、『料理番組の日』。なんだそりゃ?