解放の得

肝臓を壊したのをきっかけに飲酒をきっぱりやめた友人は、
「目覚めがよくなったことと、いつでもスイッチが入るようになったことがうれしい」
と、本気の笑顔を浮かべて僕に話してくれました。
営業職なので接待やらで飲む機会は頻繁。それで肝臓が悪くなったわけですけど、
要はストレスの悪循環でした。
仕事で溜まったうっぷんを、そんなつもりはなくとも酒で晴らそうとして、
結局のところ肉体にストレスをかける羽目に陥った。
酒をやめる1カ月ほど前に地方で彼と飲みましたが、心配になるほど荒れてました。
酒の虜になってしまった自分もイヤだったみたいです。
だから一念発起の禁酒というより、アルコールからの解放なんでしょうね。
いやまったく、憑き物が取れたような顔になりました。
「お酒ってさ、飲んだらもう他のことできなくなるでしょ。
1日の終わりって感じでしょ。そんな仕舞い方じゃなくなるわけ。
食事のあとでも何かできることが見つかるのって、得した気分になるよ」
ふむ。それを聞いて少しうらやましくなった。得するのかぁ。
ちょっと考えてみようかな。