四季に一票を

季節の移り変わりを何で感じるか? 昔はオートバイでした。
仕事でもプライベートでも、どこへ行くにも年がら年中オートバイ。
それ以外に移動手段を知らないかのような愚直ぶりでしたから、もちろん冬でもね。
ただし、出掛けに雨が降っていたり、帰宅時間に降雨が確実ならあきらめました。
濡れながら乗るのは悲しい気分になるから。
なのであの頃は天気に、少し大げさに言えば自然に対して敏感でした。
空模様がどう変化していくか肌でわかる感じだったなあ。
都会にいてもそうです。都心から東に走っていくと何本かの川を越えますが、
橋を通過するたびに気温が下がるのがわかるんです。
クルマではダメですね。風に体をさらさないと感じられないことがある。
何の話? あ、季節の移り変わり。
最近はランニングです。オートバイとは比べものにならない低速ですが、
風に身をさらす点は同じ。雨の日に走りたくないのも同じだな。
日差しや気温で汗をかく量が違ってきます。疲労度も異なります。
そうした体の芯から季節の変化を感じるというのは実に動物的です。
あるいは走った後の爽快感って、自分の中の野性と
コンタクトできたよろこびかもしれません。これまたちと大げさだな。
この時期は寒さがどんどん綻んでいきます。
1カ月前の気温10度にはまだ冬の塊を感じましたが、
最近の10度はその角が解けていくみたいな温さがあります。日差しの違いですね。
気のせいかもしれません。証明する手立てはない。野生の件だから。
何はさておき、この国の四季が今後も生き残ってほしい思いに一票を投じます