本当の自分はどこ?

1日空けて、また映画の話。DVDは複数借りてきたのさ。『Fight Club』に続くのは、
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』。
アカデミー賞作品賞等々、数々の栄冠に輝いた2014年の作品ですね。
ニューヨークの劇場をメインの舞台にした、めちゃくちゃ長回しを多用した映像は、
主人公に寄り添いながら物語に連れ回される感覚を味あわせてくれました。
今回も内容には触れませんが、強引に『Fight Club』との共通点を挙げると、
要は内なる自分、あるいはもうひとりの自分と向き合おうすると厄介なことになる、
というところでしょうか。
そこは映画ですから、物語世界で描かれるもうひとりの自分は明確な実体を伴って
表面上の自分を困らせます。もはやどっちが本当の自分かわからないほどに。
現実世界でそこまで顕著にもうひとりを感じてしまうと病を疑われてしまいますが、
病む直前というか、普通の僕らでも、
もうひとりの僕や私を見たり聞いたりするようなことはあります。
これは個人的な見解ですけど、そういうアナザーの自分というのは
およそ過去からやってくるみたいです。
「こうなりたかったんじゃないか? こうしたかったんじゃないか?」
窮地に陥ったときに限って、そんな問い掛けをつぶやきながら。
うんざりしますね。未来の自分を見せてくれるわけでもないんだ。
でも、耳障りな声がないと今日を修正できないのも事実です。まったく厄介です。
話は変わりますが、この2日間珍しく胃の調子が悪く、
あまり食べ物を口にしませんでした。
けれど不思議なもので、胃は断っているのに頭は何か食べたいと考えるんです。
胃は第二の脳だという話を聞いたことがありますが、
頭と胃の反発を僕という意識が調停するみたいな、かなり奇妙な感覚に襲われました。
本当の自分って、本当はどこにいるんだろうね。