テレコ

ジェネレーションギャップというのは万里の長城のごとく、
どうしようもなく越えがたい重厚さを伴って僕らの眼前に横たわっているものです。
「それってテレコだよね」と言ったら、二回りくらい下の世代にポカンとされました。
そうなると、「テレコってのはテープレコーダーの略でね、
レコードを録音するときは最初のクリーニング部分を鉛筆差し込んで巻いたり、
LP全部がすべてちゃんと録り切れるかいつもドキドキしたんだよ」
なんてエピソードが頭に浮かんでも話す気力を失います。
カセットテープって話題を持ち出したのはそっちじゃん、と思っても。
かと言って、下の世代にすり寄るような態度も癪で、
最近では大化の改新や鎌倉幕府成立を覚えるより昭和のこと勉強しろよ、
そのほうが役に立つんだからと、そういう冷めた態度を取るようにしています。
それで嫌われたとしても。
同じ時代を生きる者として大事なのは相互理解。
知らない事柄に対して謙虚であるべきです。
「お前もな」という戒めを自らにも課し、今週も頑張って働きましょう!

オオフチさんの『NYほかけ舟』更新。1974年のアメ車から始まるお話。