15歳の夢と現実

「夢を持てとある先生は言う。でも別の先生は現実を見ろと言う。
自分は将来スポーツの世界で活躍したいけど、そんな矛盾のある発言をされると
夢を見ていいのか、よくわからなくなる......」
これは、先日何気なく聞いたラジオで読まれた15歳のリスナーからの声です。
うろ覚えなので正確じゃないけど、大意はこんな感じ。
それを読み上げたパーソナリティの女性はすかさず
「そんなこと言わずに夢を持ってよぉ、若いんだから」と返しました。
ふふん、若いのは君も同じさってね、嫌味な僕は鼻で笑ったりしたわけです。
今の子供よりはうんと幼かった15歳当時の自分でも、
夢と現実にギャップが存在することを知っていました。
どんなに妄想を抱いたって好きな女の子は自分を好きになってくれない、とかね。
ったく稚拙なたとえだな。
ある有名な、つまり傍から見たら最高の人生を送っているアスリートはこう言いました。
「僕は夢を持たない。目標を掲げるだけ。それを達成するため日々全力で投げる」
投げるって書いちゃったら種目が特定されちゃうじゃん。まぁいいか。
いずれにせよ彼は、夢を抱く余裕さえ与えられなかった幾多の厳しい現実に向き合い
必死で努力した。なぜそれができたかと言えば現役以上の幸せはないと知っていたから。
ふむ。気軽に夢を語るのは空々しいし、現実ばかりを押し付けられるのも息苦しい。
けれど目の前で起きていることに取り組む以外、将来の確実な成果を挙げる術はない。
とすれば夢と現実のどちらを優先させるか? オレは後者だなあ。
なんて、電波に乗るはずもなくブツブツつぶやいていたら、
あるいはラジオの15歳は女性パーソナリティとつながりたかっただけかもしれない。
それが夢だったなら叶ったじゃないかと気付きました。どうなの、違うの?
そんなことより、熊本が心配ね。