笑顔を

心から見たいのは彼女の笑顔です。そしてその表情は、最高の結果を伴っていてほしい。
それを得るだけの努力も覚悟もしてきたに違いない。そんな彼女に僕ができることは、
おそらく何もありません。魔法の靴を贈れたらと思ったりもします。
けれど仮に神様がそんなものを僕に手渡し、彼女の前に差し出せと言われたら、
僕はひどく迷うでしょう。もし彼女が受け取ったらがっかりするかもしれない。
できれば彼女には、目の前にどんな困難があっても魔法などは拒んでほしい。
だから僕は、その魔法の靴をどこかで失くしたと神様に報告します。
それで天使の役職を解かれ、然るべき罰を受けたとしても。
まったく、妄想というのは気恥ずかしいほどに暴走するものですね。
これは慰めになりませんが、彼女が戦った軌跡は、後に続く人々の希望であると同時に、
現実的な壁にもなりました。つまり前歴とは、それを超えるための道標になるのです。
その自ら打ち立ててきた壁は、今や後続の人々によって次々壊されています。
死にもの狂いで頑張ってきた過去の自分が今の自分を苦しめるのであれば、
それはあまりに気の毒としか言いようがありません。
しかし、栄枯盛衰。時というのはそういう流れ方しかできないのでしょう。
それでもやはり、できるだけ長く、彼女の笑顔を見たいと心から願っています。
え~と、お察しの通り、これは浅田真央選手に向けたファンレターです。
ファンのレベルを逸脱した気持ち悪さは重々自覚しております。
本当にねぇ、競技の厳しさは理解しているつもりだけど、何とかしてあげられないかねぇ。

オオフチさんの『NYほかけ舟』更新。彼の地は22度だったりり7度になったり......。