お祝い

昨日の4月5日は、中目黒の安穏 戊、開店5年目の日でした。要するに満五歳。
僕は毎年この日に行きます。店の二人とは友だちで、カウンターではただの客ですから、
何の責任があるわけでもありません。でも、5年前のその日を見た以上、
見守り続けたい気持ちとお祝いしたい意欲が自然と沸くんですよね。
ごく個人的な考え方だけど、生業として場所を必要としない僕にすれば、
どこにも移動できない店舗を維持して商売するというのは奇跡のような現実なのです。
たとえに不適当かもしれませんが、クモの巣を張るような仕事でしょ。
あのネットは力学的にも幾何学的にも美しいけれど、
そこに獲物が掛からない限りクモは食いッぱぐれてしまうわけです。
僕には巣を張って待つ根性がない。それができるだけでも彼らを尊敬してしまうのです。
お祝いって、いいよね。
自分のことでもないのに晴れやかな心持ちになれるでしょ。
そんな気分を味わいたいからその席に参加したいんだろうなあ。
祝われる側はどんな気分だろう? 
僕だったらかなり照れてしまいそうで、できれば遠慮したいです。そっとなら、いいかな。