恨めしき才能

こんな僕にも才能があるとしたら、それは人のお父さんやお母さんと
上手に喋れることかもしれません。
変に取り入ろうとするつもりなどなく、ただそれとなく会話を続けているだけで、
何だか妙に気に入っていただけるようです。
この前も初めてお会いした友達のお父さんに生ビールを一杯ごちそうになりました。
断っておきますが、狙いじゃないですからね。
なぜそんなことができるのだろう? 実は思い当たる節があります。
親孝行の代償行為です。本来なら本物の親に親不孝の代償を払うべきですよね。
でも、親孝行自体ができない。何かこう照れちゃって。
それで、人のお父さんやお母さん、あるいは旅先で出会うおじさんやおばさんに
親切気味に話しかけてはよろこんでもらう、というか。
ひねくれてますね。自分でもよくわかっている。
それじゃ実の親に何も届かないってことも。
そんな体たらくだから父親を亡くして悔やむわけです。困ったもんです。
いやまったく自分の才能を恨みます。
なんてことを書こうと思い、そう言えば今年の母の日はいつかと調べたら、昨日でした。
電話くらいすればよかったな。今日、してみます。

オオフチさんの『NYほかけ舟』更新。ただいま日本滞在中です。